吉里吉里国、さらなるステージへ 平成25年8月21日

           
           ~ 津 波 の 前 よ り も 、も っ と 豊 か な 海 を
いま、50年先を見据えた町づくりに挑んでいます。大震災の前よりも、もっと美しい暮らしを実現したいからです。
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         ~「おおつち自伐林業振興会」(集落営林組合)の設立~
     新しいステージの幕が上がりました。 ふるさとの森を、大槌町民の手で再生させる為のものです。
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               ~県内から来てくれた中学生たち~
   真夏の空の下、林業体験や薪割り作業などに汗を流しました。 笑顔こぼれる素敵な生徒たちです。
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        ~真夏の夕べの集い、吉里吉里国「呑ミニケーション」~
    ここに集う者たちは、“年齢や性別、過去”は必要ありません。 みんな名も無き仲間たちです。
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      ~秋の気を感じつつ~
 山仕事の辛さを、夕べの“秋の気”が和らげてくれます。 叶えねばならぬ夢があっぺぇ‼、と励ましてくれます。
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「おおつち自伐林業振興会」をつくりました。
“海と協働する林業”という、職場を創り上げたいからです。
三陸沿岸に住む人たちが、海の幸・山の恵みを授かる術を身に付け、そのことに揺るがざる誇りを抱きながら暮らすことのできる町を、みんなでつくっていきたいのです。
そこからしか、我が住む町や自然を育み護り、後世に残そうとする思いは生まれないでしょう。

すべての子供たちは、私たちの希望でございます。
いつ、いかなる時も澄んだ心で接したいです。
吉里吉里国の仕事を犠牲にしても、世界中の子供たちを真摯に受け入れねばなりません。
当たり前のことでございます。

体力的にくたばりそうな仕事がつづきますと、山の中でスタッフ達の背中が沈んで視えます。言葉も少なくなります。そんな時「呑ミニケーション」をやることにしています。
しかし、杯を重ねても、仕事が辛いだの生活が苦しいだのと、弱音を吐く者は誰ひとりいません。
吉里吉里国の交流会は、みんなが主役になれます。だから、苦しみや悲しみを自ら癒すことができるのでしょう。

大震災の年から、3度目の夏が通り過ぎようとしています。
あの大津波の波が退いた後、助けることのできる人間として生きていこうと誓いました。
助けられた命を、山の中で活かそうと覚悟しました。

吉里吉里の里にも、赤とんぼが舞う頃です。
夢は手にするものだよ ‼ と潮風が教えてくれます。
名も無き人間でも、どえらいことを成すことが出来るんだぞ ‼ と潮騒が叫んでいます。

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                                            (吉里吉里湾に浮かぶ、お盆の灯篭)

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