吉里吉里国 林業大学校のサムライ達。馬搬(地駄引き)研修
10月22日(土)雨の中、私たちの作業現場・復活の森に、遠野市より逞しい馬がやってきました。
山の作業現場へ向かって歩いています。国道45号線上をゆったりと無心に進む姿は、無言のうちに、私たちのこれから歩んでいく道標を示しているように思えてなりません。
(この馬の名は、サムライキング。馬主は、岩間 敬 氏。)
樹齢40年、りっぱな杉材が搬出されるところです。
岩間氏が、トビ(この地方で、ドットコと呼ばれます。)を自在に操ります。
この道(馬搬技術)10年の、新進気鋭の若手後継者です。
本降りの雨の中、取材陣も真剣です。彼らの後ろ姿に頭が下がります。この林内にすっくと立つ全員が、現場に生きるサムライたちです。
愛とは心。愛情とは心が通い合う様。
まさに、サムライキングは丸太(樹木)に愛情を注いでいます。
吉里吉里国・林業大学校の出席者。
吉里吉里の山の中では、女性もサムライになるのです。
復活の薪プロジェクトが終了し、NPO 吉里吉里国(申請中)のスタッフは、山の間伐作業をはじめました。
慣れぬ手つきで、悪戦苦闘の毎日です。
今にも転びそうな姿でチェーンソーを握り締め、必死の形相で戦っています。
自分と戦っています。
そのことが、豊かな海と山を創り上げるための貴重な経験となるでしょう。
その姿が、自分自身に本物の実力と、揺るぎなき闘志という、尊い財産を残してくれるでしょう。