秋の気、澄みわたる頃 。吉里吉里国は大忙し! 平成30年12月1日
1.【吉祥寺境内木伐採作業】
~ 時 空 を 越 え 、 恩 お く り ~
● あ り が と う 、 さ よ う な ら ! 大 イ チ ョウ 。
≪地域の安全確保活動≫
↓ 多くの地域住民が参列され、大イチョウに合掌を捧げました。
↓ 始業前の用具点検
↓ 樹齢300年超の大イチョウに、敬意と感謝を籠めて。
↓ まず上部から、大枝の処理。
↓ 枝払い・玉切り作業。
↓ 巨大な伐根。
↓ 胸高直径:1.8m、幹回り:5.8mの一番玉。
↓ 枯損・風倒木等による二次災害の危険が去りました。
2. 【内外交流・地域活性化活動】
●東京スター銀行さん (新入社員大槌町研修)
↓ 薪割り修行。
↓ 震災講話会。
・ 薪割り作業を終え、震災講話を聴かれた方の感想文を紹介します。
先日はお忙しい中、薪割りの体験ならびに講話という貴重な機会を頂き
ありがとうございました。薪割りは初めてで、最初は上手く割ることができ
ませんでしたが、アドバイスして頂いたことを意識して挑戦したら、割れる
ようになり、気付いたら夢中で割っていました。
また、お話しを拝聴し、自分の仕事に対する意識が変わりました。新人で
慣れないことも多く、日々の業務に追われるばかりで、やりがいや誇りを見
い出せずにいました。しかし、お話しを拝聴し、日々の作業においても常に
感謝の気持ちを持ちつづけようと心を新たにいたしました。
まだ、指導して頂くことばかりなので、まずは指導して頂いた方々に恩返し
が出来るようになり、いつか私も恩送りが出来る人間になりたいと思います。
●千代田化工建設(株)さん (社員研修)
↓ 薪割り修行。
↓ 薪の棚積み作業。
↓ 震災講話会。
● デンソウ(株)さん (社員研修)
↓ 薪割り作業の安全指導。
↓ 薪割り修行。
↓ 集合写真。
↓ 震災講話会。
● みらいの学校さん (被災地研修)
↓ 薪割り修行。
↓ 集合写真。
● 被災地を巡るリーダーシップ研修の御一行さん。
↓ 薪割り修行。
↓ 集合写真。
↓ 震災講話会。
● 『 にぎやか市 in おしゃっち 』 への出店。
↓ 大槌町文化交流センター「おしゃっち」大駐車場にて開催。
↓ 吉里吉里国は、軽トラックでの出店。 (薪や木工製品等)
3. 【林業学校(森林資源の有効活用)】
● 熱供給(薪ボイラー)事業勉強会 (ホワイトベース大槌にて)
↓ 復興まちづくり大槌(株)のスタッフさん。
↓ 共同浴場のお湯を沸かしてくれました。
● 広葉樹林業勉強会 『講師:大西 潤二 氏 (大西林業代表取締役)』
↓ 大槌町での広葉樹の活用、広葉樹施業、販売等の知識を深める場となりました。
↓ 多くの熱心な関係者が出席されました。 (場所:大槌町役場)
↓ 吉里吉里地区の山林(特に広葉樹林帯)状況も視察してくださいました。
4. 【薪まつり特集】
このイベントは平成29年度日本郵便の年賀寄付金の助成を受けて実施しました。
● 薪 ま つ り 2018 概 要
感 謝 の 言 葉
薪まつりの開催は、当団体の事業を展開するための原点です。それは、力であり希望
でもあります。震災直後の“生き延びるための期間”とも言える日々、避難所(吉里吉里
小学校)の校庭の片隅に燃える焚き火の炎は、悲しみの淵に落とされた私たちに、這い
上がる力と勇気を授けてくれました。
被災地のこの町で、立ち上がろうとしても、どうしても立ち上がれぬ人達がいます。そ
の事を責めたりはしますまい。 何かの力で 立ち上がる事ができた私達が、その人たち
の分まで、美しい町を創るために頑張って働くのです。それで良いのです。皆が大槌とい
う家族の一員だからです。
誰かに作ってもらった町でなく、この町に暮らす普通の人々の汗や願い(祈り)が籠め
られ創られた町。其れこそが、皆で守りつづけようとする本物の町だと言えます。
町見て、それを支える人の労苦を知らぬ、地方創生論。
都会と我が町を比べぬ人。誰かと自分を比べたりせぬ人。少しの不便さを楽しみに変
えながら、心豊かに暮らす人。そういう人達がいっぱい住む町。其処から、次代を担う地
域の子供等の将来が約束されるのだと思います。
6年目を迎えた今年の薪まつりも、大成功でした。延べ約550名の方々がご参集くだ
さいました。その中で地元大槌町の皆様方(特にご家族連れの方々)が大勢お出で下さ
った事が、何よりも嬉しかったです。さらに、50人規模に及ぶ人達のご協力やお力添え
を賜る事ができました。
大槌の町に暮らす人や自然の恵みに、心から感謝します。まつりにご参加された方々
や、イベントを陰から支えて下さった全ての人に敬意を表します。
私たちの活動を、これからも見守り続けて下さいませ。 ありがとうございました。
NPO法人 吉里吉里国
スタッフ一同
理事長 芳賀 正彦